今日はお金の話。
お金大好きjargoneerです。
お金といってもYenではなくDollar(アメリカドル)についての話。
まずは簡単なおさらいから。
アメリカの通貨はドル。1ドルは100セントで、1ドル以下は硬貨。
硬貨には以下の6種類があり、いずれにも愛称が付けられており、この愛称で呼ばれることが多いため知っていないと何かと不便。
1セント(Penny,ペニー)
5セント(Nickel,ニッケル)
10セント(Dime,ダイム)
25セント(Quarter,クオーター)
50セント(Half Dollar,ハーフダラー)
100セント(=$1,シルバーダラー)
ちなみに100セント硬貨は殆ど流通しておらずめったに見ない。
でも、郵便局の切手の自動販売機で$20なんかで払うと山のように出てくるのでdollar coinが欲しい人は切手を買いましょう。
そして紙幣には、1,2,5,10,20,50,100ドルの7種類が現在発行されている。
DollarのスラングとしてBucks(バックス)ってのが良く使われます。
1969年までは$500,$1,000,$5,000,$10,000といった超高額紙幣が銀行間の取引などで使われていたらしいが、電子取引の発達によりなくなった。さらに$100,000紙幣なるものもあり、一般にさえ流通していなかった。
これが最高額紙幣$100,000
なんか「子供銀行」のお金みたいだがこれで1000万円ですよ。
その他の高額紙幣は、
Bureau of Engraving and Printing(アメリカ合衆国財務省)のページで見られます。
紙幣に使用されている肖像画と裏のデザインは以下の通り。
$1:George Washington / Great Seal of the United States
$2:Thomas Jefferson / The Declaration of Independence
$5:Abraham Lincoln / The Lincoln Memorial
$10:Alexander Hamilton / U.S. Treasury
$20:Andrew Jackson / The White House
$50:Ulysses S. Grant / U.S. Capitol
$100:Benjamin Franklin / Independence Hall
あれ!? $2紙幣なんてあるの?って思った人。
あるんですよ。1862年に発行されたのだが、中途半端な金額だからか全く流通せず。
1976年にアメリカ独立200周年記念として再発行されたが、流通している数は非常に少ないため、めったにお目にかかることが出来ない。お釣りとして初めてもらった時には「偽札??」と思ったほど。アメリカに3年居て遭遇したのは1枚だけのかなりレアな紙幣。
見たことのない人、こんなのです。
裏のデザインはかなり手が込んでいて絵画みたい。
これは「アメリカ独立宣言」の図。
さて、全紙幣の45%の流通量を誇る$1にはちょっとした秘密があります。
まずは写真を見てください。何か違いはありますかね?
分かりました?
そう、左側にあるアルファベットが違うのです。
これはお札の生まれた場所を示しているんです。
A:マサチューセッツ州 ボストン
B:ニューヨーク州 ニューヨーク
C:ペンシルヴァニア州 フィラデルフィア
D:オハイオ州 クリーヴランド
E:バージニア州 リッチモンド
F:ジョージア州 アトランタ
G:イリノイ州 シカゴ
H:ミズーリ州 セントルイス
I:ミネソタ州 ミネアポリス
J:ミズーリ州 カンザスシティ
K:テキサス州 ダラス
L:カリフォルニア州 サンフランシスコ
12箇所の造幣局があり、この$1紙幣は全米を旅しております。
最後は$20に隠されていた秘密。
これはアメリカで一気に流行ったやつ。
$20紙幣を半分に折って下のような形にすると・・・
WTCに2機の航空機がcrashするというものを示唆している。
1号棟にAmerican Airline、2号棟にUnited Airlineと航空会社の名前まで・・・
最近、「トリビアの泉」よりも使えない豆知識ばかりUpしている気がする。
多分、一生に1回も使えないような本当に無駄な知識ばかりですが、
まぁ頑張ってどこかで使ってください。