こんばんは、たっすい男になりたくないjargoneerです。
なに? 「たっすい」ってなんなのさ?ってお思いでしょう。
「たっすい」とは土佐弁で「薄い・つまらない・頼りない」なんて意味があります。
俺、この言葉高知に20年弱住んでいて去年初めて聞きました。
いや、今は2006年か。。2004年に初遭遇したので2年前ですね。
タイトルにある「たっすいがは、いかん!」はキリンビールが使っていたコピー。
なんでも高知県は、成人一人当たりのキリンビール消費量が日本一だそうです。
(結構昔に聞いた話なので、今現在もそうであるかは不確かですが・・・)
そういわれてみると、法事なんかで飲むビールは必ずといっていいほどキリンビール。
居酒屋で出てくる瓶のビールもキリンが大多数。
ただ単に高知県民が酒好きなだけかと思いきや、キリンビールと高知には意外な接点があったのです。
時は幕末、明治維新を起こそうと坂本竜馬や西郷隆盛がやんちゃをしていた時代。
坂本竜馬は幕府を討つために必要な武器を貿易商人、トーマス・グラバーから調達します。グラバーは長崎のグラバー邸で有名なあのグラバー。明治維新後、グラバーは竜馬の同志である岩崎弥太郎と取引を開始。岩崎弥太郎は土佐商会の創始者であり、三菱の創始者で有名なあの人。グラバーはドイツからビールのノウハウを輸入し、三菱傘下でビール事業を始めます。
これがキリンビールの前身。
すなわち、竜馬がいなければキリンビールは生まれていなかったということ。
だから高知県民は潜在的にキリンビールが好きなんですね。
俺もキリンが一番好き。しかもクラシックラガーがおいしい。
最後にキリンビールに関するトリビア。
キリンビールのラベルに描かれている聖獣「麒麟」
この麒麟の絵の中に「キリン」の文字が隠されているって知ってました?
今度キリンビールを飲む際には、眼を凝らしてラベルを見てみてください。
お酒を飲んだ後に見ても、文字が小さすぎてたぶん読めないので飲む前に!