こんばんは、カーテンを洗うタイミングが掴めないjargoneerです。
今日も某メーカーの会社説明会に行ってきました。
正直志望意欲は低いのですが、場慣れも必要なので参加しました。
簡単な会社説明、選考説明、パネルディスカッションの後理数能力テストがあったのですが、SPIの模擬試験よりも全然簡単で肩透かしを食らった気分。でも甘く見ていると泣きを見るので、今回は参考程度に。
そう、帰りの電車でちょっと面白い言葉を耳にしました。
隣にいた女の子2人、どうやら動物病院かどこかのペットトリマーのよう。
2人は先輩後輩であるらしく、後輩が絡まった毛を上手にとぐ方法を聞いています。
なんでも、わんちゃんの毛は短くしたくないけど、手入れが足りず毛が絡まって毛玉状態になっている子が結構いるそう。そこで先輩が一言。
「うん、お客さんの気持ちも
踏んであげたいけど、毛玉が出来るようならば短くしてあげたほうがいいと思うんだよね。先生もそろそろ説得しなきゃって言ってたし。」
?? 気持ちを踏んじゃダメでしょ。たぶん「気持ちを踏みにじる」と「気持ちを酌む」がゴッチャになっている模様。
何気に言葉ってあいまいに覚えているものってありますよね。
「うる覚え」なのか「うろ覚え」なのかとか「的を得た」なのか「的を射た」なのかとか・・・
「シュミレーション」と「シミュレーション」も結構間違っている人多いですね。
ほかにも「食事療法」と「食餌療法」なんか普通前者しか思いつきません。
俺も最近まで間違った使い方をしている言葉がありました。
それは「目星がつく」という言葉。
てっきり、課題や仕事といった作業の終わりが見通せることが「目星がつく」だと思っていました。
たとえば以下のような感じに。
「どう?レポートはかどってる?いつ頃終わりそう?」
「うん、データも文献も揃ったし、大体目星は付いたよ。明後日までには書けそう。」
なーんて使い方してる人いませんか?
いたら俺と同類です。
「見通しをつける」というのを表すのは、「目鼻をつける」が正しい表現。
目鼻が付くの語源は人形作りの職人が言い出した言葉。人形を作る際、まず顔を作り耳、口が形成される。その後に目と鼻が描き入れられる。このとき作業は殆ど終了なので、「目と鼻がついたからもう少し」ということ。「目星がつく」は見当がつくという意味。
なんですって。目鼻をつけるだなんてつい最近まで言葉の存在すら知りませんでした。
俺は見当をつけるという使い方は何にでも適応できるとばかり思っていました。でも、違うようです。
ちなみに「目星をつける」の正しい使い方は「見当をつけるとき」
刑事ドラマなんかで、「犯人の目星はついた」なんて表現がされていると思います。
ちなみにちなみに「めぼしい情報が得られる」とか「めぼしい収穫はなかった」のように使われる「めぼしい」は「目立っている・注目に値する・値打ちがありそう」というような意味です。
ウウム、日本語ムズカシイネ。